一般的に有名ですが、銀は特質として黒くなりやすい性質を持っています。
鉄などの金属にみられる酸化とは違い硫黄分と反応して発生する硫化という現象です。変化の過程は似ていますが、銀そのものが腐食するという事ではなく、銀の表面に黒い膜が形成されます。
温泉に入ると黒くなるというのは、多くの温泉のお湯の中に硫黄分が含まれているためです。
空気中にも硫黄分は存在するので、密封容器に保存しておいたものと、空気中にさらされる場所で保存しておいたものでは、空気に触れる度合いが違う為、黒く変色するスピードが違ってきたりします。
プラチナや金に比べ、銀は手間のかかる貴金属ですので、大切なアクセサリーであれば、適所に保存し、たまに磨いてあげる事をお薦めします。
以下にアクセサリーのお手入れ方法(磨き方)を記載しますので、参考になさってください。
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写真のような黒く汚れているアクセサリーを用意します。 |
貴金属磨き用研磨剤ウィノールを布(Tシャツなど)に適量のせます。 |
ウィノールを布に馴染ませます(別に乾拭き用の布もあれば尚良いです)。 |
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指輪全体をゴシゴシと磨きます。磨くにつれて布が黒くなってきます。 |
布の綺麗な部分で、研磨剤をしっかり落とすように力強く乾拭きします。 |
写真のようにピカッと光れば黒ずみもとれて終了となります。 |
身につけているアクセサリーなどに右の図のような数字や英字を見た事はありませんか?これらは、その品物の銀の純度を示す刻印です。
数字であれば、その数字の前に1000分の…とつけて読んでみてください。
925であれば、1000分の925となります。つまり、その品物の重量の92.5%が純銀であるという事になります。残りの7.5%は他の金属(通常は銅)ですという印です。
STERLING SILVERも同じ意味で、92.5%の純度ということです。92.5%という数字は、イギリスにおける銀貨の法定純度に由来しているそうです。
ところで…なぜ純銀ではなく、あえて合金にしているのでしょうか?
それには、きちんとした理由があります。
金にも言えることですが、どちらも純度が高い状態では軟らかいので、銅などを混ぜて合金にし強度を増しています。普段使用する指輪や食器には、それなりに力が加わりますので使い勝手と耐久性を考えれば、ある程度の強度は必要です。合金にすることによって、コストダウンも図れますが何度も壊れて直すよりも、お客様が長く使えるようにする事が最大のメリットだと作り手が考えた策なのです。ただし銀線細工などのように純銀の柔らかさを活かした作品もありますので、合金にすることが正しいとは一概には言えません。