鋳造技法の中でも精密鋳造と呼ばれる技法があります。現在ではロストワックス技法という呼び方が一般的かもしれません。精密鋳造の技法を写真と文章、更にわかりやすいイラストで紹介しています。

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ワックス原型の制作工程

ワックス原型の制作工程

ワックス原型の作り方は、職人さんそれぞれ違うと思いますが、当工房の教室時におこなう指輪原型の作り方を解説したいと思います。
尚、最後の工程に400番の紙ヤスリで磨くと記載していますが、更に細かい紙ヤスリで磨いても良いですし、ストッキングで磨く方法もありますが、当工房では鋳造後に磁気バレル研磨(ステンレスピンによる研磨)しますので400番程度で十分だと思います
以下の説明でも不足している知識や工具は多々ありますので、本格的に始められる方は彫金入門書など購入し、参考になさってください。

リングゲージの準備 blank 指輪のサイズを計測 blank 指輪の幅の決定
リングゲージの写真
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リングゲージでサイズを測る写真写真
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ワックスの幅を測る写真写真

リングゲージもしくは、こちらのアイテムをご用意ください。

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リングゲージで指輪のサイズを計測(関節のむくみ等も考慮して)します。

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指輪の幅を定規などで測り、必要な分だけ切るように目印をつけます。

ワックスの切断 blank 指輪の内側を削る blank 原型のサイズの確認
糸鋸でワックスを切る写真
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ワックスリーマーで指輪の内側を削る写真
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サイズ棒で指輪のサイズを確認する写真

ワックスを糸鋸(いとのこ)で切ります。糸鋸が無い場合ノコギリでも可能。

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リーマーで指輪の内側を削ります。両穴側から均等に削ります。

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削ったものが任意のサイズになっているかサイズ棒で計測します。

指輪の厚みの決定 blank 面取り作業の開始 blank 面取り作業の終了
ワックスの厚みを削る為の目印を描く写真
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面取り作業を始めた写真
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面取り作業が終了した写真

必要な指輪の厚みを残すように、どちらかの面に定規で線をひきます。

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マジックの線に沿って、大根の面取りのようにカドだけを削っていきます。

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指輪のカドだけを削り落とすとこのような形になります。

全体的に厚みを整える blank 厚みを整え終えた状態 blank デザイン画を描く
面取りを活かして厚みを整える写真
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厚みを整え終えた写真
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マジックで輪郭を描く写真

面取りした部分を目印に、面取りした高さと揃うように削っていきます。

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面取りの部分が見えなくなれば、任意の厚みまで削れた証拠です。

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横から見た指輪のイメージがわかるようにマジックで目印を書きます。

デザイン画に合わせて削る blank 続・荒削り blank 荒削り終了
甲丸ヤスリで削り始めた写真
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甲丸ヤスリで削る写真
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荒削りが終了した写真

イメージを膨らませながら、丁寧にしっかりと削っていきます。

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形に合わせて、最適な形状のヤスリを使用するようにしましょう。

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イメージ通りに削れたら、次に細部を仕上げていきます。

小道具を使う blank 最終的な形を整える blank ワックス原型の仕上げ
ワックス原型にドリルで穴を開ける写真
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ワックス原型を精密ヤスリで仕上げる写真
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ワックス原型の仕上げ磨きをしている写真

装飾を施す場合、彫刻刀やドリルなど創造力豊かに試してみましょう。

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細い金ヤスリなどで、細部までしっかりと仕上げていきます。

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全体的に紙ヤスリ240番から400番まで磨き上げて原型制作完了です。

[補足]
※使用している工具(購入店舗)…リングゲージ(彫金工具専門店)、直定規(ホームセンター)、糸鋸(本体:ホームセンター・刃:特殊加工の為彫金工具専門店)、ワックスリーマー(彫金工具専門店)、サイズ棒(彫金工具専門店)、マジック(ホームセンター)、○型定規(ホームセンター)、大きめの金ヤスリ(100円ショップ)、小さめの金ヤスリ(100円ショップ)、紙ヤスリ(ホームセンター)、彫刻刀(ホームセンター)、ドリル(100円ショップ)
※彫金工具専門店でなければ手に入らない工具を、素人の方が探すのはなかなか至難の業だと思います。都市部にお住まいの方は、TOKYU HANDSなどの彫金コーナーに行けば大体揃いますが、田舎の方では現物を見て揃えるのは厳しいのが現状です。教室受講者に限り工具の代理購入を受け付けますので、受講中に必要なものを伝えて頂ければ、彫金工具専門店よりお取り寄せします。お気軽にご相談ください。

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